(その2) 境界線の疑惑

(1)境界線の疑惑

地図で足立区と葛飾区の境界線を見ると、
おかしな状況に気が付きます。

周囲の区どうしの境界線はほとんどが、
河川でちゃんと区切られていますが、
ここは特に川もないばかりか、
妙に蛇行しています。

これはどう見てもおかしいです。
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調べてみると、
足立区と葛飾区の境界には
古隅田川という小さな川があることが分かりました。

確かに境界線の蛇行は川の蛇行そのものです。

東側の亀有から中川まではほとんど跡形がない状態ですが、
西側の小菅から綾瀬あたりまでは、水辺の遊歩道として残っています。

 

(2)いわく付きの古隅田川

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それにしても古隅田川とは、いかにも怪しい名前ですね。

この周辺について調べてみると、
北側の足立区は武蔵国の南足立郡、
南側の葛飾区は武蔵国の南葛飾郡(江戸時代以前は下総国)。

つまり、足立区と葛飾区の境界のこの小さな川は
国の境界となる重要な川であったのです。

古隅田川、それは昔の隅田川がここを流れていたということです。

そうすると、今の隅田川が
千住より上流と下流で別の顔をしている理由が
何とかなく分かってきました。

 

(3周辺の名所

【下山事件】
戦後の謎の三大事件の一つが下山事件です。
当時の国鉄総裁が突然行方不明になり、
翌未明、死体となって発見されたという事件です。

東武伊勢崎線とJR常磐線が交差するこの地点は、
下山総裁の死体が発見された場所として有名になりました。

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自殺か他殺か、他殺の場合犯人は誰か
今でも謎の事件です。

 

【東京拘置所と小菅御殿】

何かの事件が起こった時、時々話題になる小菅
ここには東京拘置所があります。

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しかし、ここは
江戸時代に小菅御殿として将軍が鷹狩りなどで立ち寄った地です。

その御殿が今では拘置所とは、
まさに天国と地獄のような違いですね。