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(2)水辺の風景 里川の地獄橋

里川(久慈川の支流)の沈下橋(地獄橋) 平成23年9月の台風15号による影響

最下流の八幡橋と新落合橋を見る時間はありませんでしたが、
他の橋については30キロくらい上流まで見に行ったところ、
5つの木の橋が流され、2つの橋が一部損壊となっていました。

【流されてしまった橋】

▼大平橋? (名称不明 冷水場バス停付近の一本橋)

元々そうなのか、今回の台風で流されたのかは不明ですが、
コンクリート製の橋脚の上には何もなく、木の板は川岸に放置されていました。

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▼地徳橋

右岸寄りの橋脚2基と橋の上部が流され、
橋の上部は残った部分につながったまま左岸下流側に放置されていました。
橋脚が流出したことから、復旧にはかなりの時間を要すると考えられます。

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▼堰下橋

ワイヤーで流れ止めをしていなかったようで、
流木よけと橋脚が1基流され、橋の上部は流されてどこかに行ってしまいました。

まだ架け替えられたばかりと思えるきれいな橋だっただけに残念です。
復旧にはかなりの時間を要すると思われます。

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流されてしまった橋はここにありました↓↓↓ 一つ下流側の田渡橋です

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▼田渡橋

堰下橋の上部(床板と梁をつなげたもの)がここまで流されていました。

構造的には被害を受けなかった白羽橋や根本橋と同じですが、
流されてきた堰下橋の橋の上部が直接衝突して、そのあおりを受けたような印象です。

写真に見える赤茶色の木の構造物が堰下橋のものであることが、すぐに分かります。
なお、田渡橋の橋の上部はワイヤーにつながれた状態で右岸下流側に残されていました。

鋼鉄製の橋脚が残されているので、復旧は早そうです。

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▼西宮橋

この橋も橋の上部が流され、右岸下流側にワイヤーにつながれた状態で残っていました。
橋脚が無事だったことから、復旧は早そうです。

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【一部が壊れた橋】

▼日光内橋の下流の橋

赤茶色の鉄板の橋は右岸の橋台周辺が浸食されていました。

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▼十ケ上橋

欄干の一部が欠損していましたが、橋そのものには影響はありませんでした。

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(2)水辺の風景 里川の地獄橋

里川(久慈川の支流)の沈下橋(地獄橋) その8 新落合橋

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新落合橋の下流約600m、久慈川との合流地点の手前約1キロに架かる
木製の流木よけのある木の橋で、橋脚や梁を含めてすべて木製です。

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3本の木の梁と橋脚に加えて、
下流側に張り出した橋脚を補強する1本が膝を張り出したようで印象的です。

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なお、背割堤の反対側には久慈川に架かる落合橋があります。


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(2)水辺の風景 里川の地獄橋

里川(久慈川の支流)の沈下橋(地獄橋) その7 八幡橋

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新落合橋の上流約600mに架かる木製の流木よけのある木の橋です。

すぐ下流の新落合橋と同様に床板や流木よけだけでなく、
橋脚や梁を含めた強度の必要な部分を含めて木造となっている
完全な木の橋です。

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こちらは4本の梁と橋脚から構成され、頑丈な印象があります。
また、流木よけの補強の形が新落合橋とは全然違い、
やはり頑丈な感じで、格子状の構成が独特の印象となっています。

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(2)水辺の風景 里川の地獄橋

里川(久慈川の支流)の沈下橋(地獄橋) その6 西宮橋

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田渡橋の下流約900m、新機初橋の上流約800mに架かる
流木よけのない木の橋です。

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橋脚を含めてすべて木製ですが、
他の木の橋とは違い、梁を設けず、
木製の橋桁をワイヤーで接続した本格的な流れ橋です。
そのため、橋脚の最上部に渡した木材が外側に少しはみ出しています。

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橋脚や橋げたの非常にシンプルな岡山県の小田川に架かる野宮橋を
少し豪華にしたような橋です。


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(2)水辺の風景 里川の地獄橋

里川(久慈川の支流)の沈下橋(地獄橋) その5 田渡橋

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堰下橋の下流約400m、西宮橋の上流約900mにある、
橋脚と流木よけがクリーム色で鋼鉄製の木の橋です。

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橋脚が少ないため、必然的にスパンが長くなっており、
木製の梁で必要な強度を得るために断面をかなり縦長にしています。

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このように金属の補強はあるものの、上の部分(上部構造)はすべて木造です。
この橋も流されないようにワイヤーで接続されています。

同じような橋の構造は、上流の白羽橋や根本橋でも見られ、
外観がそっくりな橋となっています。


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(2)水辺の風景 里川の地獄橋

里川(久慈川の支流)の沈下橋(地獄橋) その4 堰下橋

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根本橋の下流約1キロ、田渡橋の上流約400mに架かる、
木製の流木よけのある木の橋です。

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田渡堰のすぐ下流にある農耕車専用の橋で
流木よけの角度が1本だけ違うのが印象的でした。

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最下流の新落合橋と似た構造で、
3本の橋脚と梁に加えて、下流側に1本の補強材が膝のように張り出しています。
ただ、このあたりの橋は水面からの高さが低いのが大きく異なる点です。
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(2)水辺の風景 里川の地獄橋

里川(久慈川の支流)の沈下橋(地獄橋) その3 根本橋

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白羽橋の下流約500m、堰下橋の上流約1キロに架かる
橋脚と流木よけが鋼鉄製の木の橋です。

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橋の中央部は床板(路面)と梁が木造なのに対し、
量側の河川敷の部分は床板がコンクリート製で梁は鋼鉄製となっています。

そのため、つなぎ目の部分は梁の高さが全然違うのが印象的で、
白羽橋や田渡橋と同様に木の梁の部分は
強度を稼ぐために梁の厚さがかなり厚くなっています。

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なお、すぐ下流に新しく抜水橋を建設中で
平成23年度の完成予定後は取り壊しになると思われます。

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(2)水辺の風景 里川の地獄橋

里川(久慈川の支流)の沈下橋(地獄橋) その2 白羽橋

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国道349号線の新茅根橋の下流約800m、根本橋の上流約500mに架かる、
橋脚と流木よけが鋼鉄製の木の橋です。

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鋼鉄製の橋脚はスパンを長くして数を少なくしています。
そのため、下流にある根本橋や田渡橋と同様に
木製の梁で必要な強度を得るために断面をかなり縦長にしています。

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また、すぐ下流の根本橋と同様、東側(左岸)の陸の部分は構造が異なっていますが、
根本橋とは違い、東側の橋脚と梁は木造です。
訪れた時は東側の部分が新しくなっていました。


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(2)水辺の風景 里川の地獄橋

里川(久慈川の支流)の沈下橋(地獄橋) その1 概要

久慈川本流の沈下橋(地獄橋)は、
床板がコンクリート製で橋脚や流木よけが鋼鉄製のものがほとんどですが、
その支流である里川では木造の沈下橋(地獄橋)が数多く残っています。

その里川は、福島県境付近を源に、
常陸太田市街の東側を流れる久慈川の支流の一つです。

そのうち、流れが平地に出たばかりの場所にある
国道349号線の新茅根橋から約3.5km下流の新機初橋までの区間には
5つの沈下橋(地獄橋)が密集しています。

また、少し間をあけて久慈川と合流する手前にも
2つの木造の沈下橋(地獄橋)があります。

なお、新茅根橋より上流の山あいにも
いくつかの沈下橋(地獄橋)があるようですが、
今回は平地部の7つの橋をめぐってみました。

これらの7つの橋のうち、
白羽橋、根本橋、田渡橋の3つは非常に似た外観になっています。

流木よけと橋脚は鋼鉄製ですが、
梁や床板(路面)は木製で、木の橋の雰囲気を色濃く残しています。

なお、橋脚を鋼鉄製にして数を減らした構造のため、
木製の梁は必然的にスパンが長くなりますが、
分厚い木材を使用して強度を稼いでいます。

そのため、独特の外観になっているのが特徴です。

他の4つの沈下橋(地獄橋)は、
流木よけはもちろん、橋脚や梁を含むほとんどすべてが木造で、
木の橋独特の雰囲気を色濃く出しています。

【里川下流域の橋】 (新茅根橋から久慈川との合流まで)

・新茅根橋

▼白羽橋 橋脚と流木よけが鋼鉄製の木の橋です。
根本橋や田渡橋と同様、スパンの長い極厚の木の梁が印象的です。

▼根本橋 橋脚と流木よけが鋼鉄製の木の橋です。
白羽橋や田渡橋と同様、スパンの長い極厚の木の梁が印象的です。
なお、橋の両端部はコンクリートの路面と鋼鉄製の梁になっています。

▼堰下橋 床板はもちろん、橋脚や梁を含めてすべて木製で、
木製の流木よけのある完全な木の橋です。
農耕車専用で新落合橋と似た構造ですが、
こちらは水面からの高さが低いのが特徴です。
なお、橋の東側の一部はコンクリートの路面と鋼鉄製の梁になっています。

▼田渡橋 橋脚と流木よけがクリーム色で鋼鉄製の木の橋です。
白羽橋や根本橋と同様、スパンの長い極厚の木の梁が印象的です。

▼西宮橋 流木よけのない完全な木の橋で、典型的な中小河川の流れ橋です。

・新機初橋

・機初橋

・里川橋

(日立電鉄橋梁跡)

(源氏川が合流)

・繰船橋

▼八幡橋 床板をはじめ、橋脚や梁も木製で、木製の流木よけのある完全な木の橋です。
橋脚と梁がそれぞれ4本あり、がっちりとした印象です

▼新落合橋 床板をはじめ、橋脚や梁も木製で、木製の流木よけのある完全な木の橋です。
橋脚と梁がそれぞれ3本で、下流側に補強が1本が追加されたような
構成となっており、八幡橋とは印象が異なります。

(久慈川に合流)