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(その7) 渡良瀬川と権現堂川

【渡良瀬川と権現堂川】

地図を見ると、利根川を挟んでこの2つの川がまっすぐに伸びています。
上流側の渡良瀬川は利根川に注ぎ込む状態になっていますが、
権現堂川は利根川とは分離されています。

この2つの川は利根川を挟んで直線的に伸びており、
一つの川ではなかったのか
という疑問がわいてきます。
watarasegongendou1.png

以上、利根川と荒川に関する7つの不思議と疑問が浮かび上がってきましたが、
意外なところからその疑問は解消するのです。

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(その6) 埼玉県北川辺町と茨城県五霞町

【埼玉県北川辺町と茨城県五霞町の不思議】

基本的に、利根川を境にしてその南側が埼玉県、
その北側が群馬県と茨城県になっていますが、
この2つの町に関してはそうでなく、
明らかに不自然です。

kitakawabegoka1.png

つまり、利根川の北側に埼玉県北川辺町があり、
南側に茨城県五霞町があるのです。

kitakawabe1.png

埼玉県で北川辺町だけが利根川の北側にある

goka1.png

 

茨城県で五霞町だけが利根川の南側にある

このように、
地図を見ると、どうみても北川辺町は群馬県、
五霞町は埼玉県です。

でも、そうなった理由は、
この地域を流れる利根川に原因があるようです。

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(その5) 見沼代用水って?

【見沼代用水って?】
minuma00.png

見沼用水なら何となく分かるような気がしますが、
『代』という字が付くのは変だと思っていました。

そのあたりの経緯を調べてみると、
元々は見沼という沼があって、
それを灌漑に利用していたそうですが、
水の供給などに不都合があったため、
それに代わる用水路が作られました。

そのため、見沼に代わる用水ということで、
見沼代用水になったそうです。

【水源は利根川から】
見沼代用水の水源は、安定した水量を確保するために、
約60キロ先の利根川から引かれています。
その距離もさることながら、
途中、水位の低い2つの川(元荒川と綾瀬川)と
立体交差しています。

minuma01a.png

上の幅広い川が利根川です。

【対になる川がある】
東縁と西縁に分かれてからの見沼代用水の特徴は
台地のヘリなど比較的標高の高いところを流れているため、
周辺の他の川より水位が高く、蛇行していることです。

また、それに並行する形で排水路として標高の低い別の川があって
この2本の川がペアになっています。

見沼代用水と芝川・加田屋川はそういう関係にあります。

higashiberi1.png

中央の蛇行した川が見沼代用水東縁で、
その左下の直線的な川が加田屋川で、排水路の役割をしています。

nishiberi1.png

中央の蛇行した川が見沼代用水西縁で、
その右側の直線的な川が芝川で、排水路の役割をしています。

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(その4) 同じ川に名前が2つ

【同じ川に名前が2つ】
日本一長い川で有名な信濃川は、
上流の長野県内では千曲川、
新潟県内に入ると信濃川
というふうに名前が変わることは有名ですが、
それと同じような例が関東近郊でもたくさんあります。

その中からいくつか見ていきましょう。

【古利根川と葛西用水】
古利根川を遡っていく時に気がついたのは、
途中から川の名前が古利根川でなく葛西用水になっていました。

調べてみると、羽生市本川俣の利根川のすぐ南側から始まる葛西用水は、
幸手市と久喜市と宮代町の境界付近で青毛堀川と合流する地点までで、
それより下流が大落古利根川と呼ばれるそうです。
その大落古利根川は吉川駅の少し北で中川と合流するまでです。

kasaikarafurutone.png

【星川と見沼代用水】
同様に、少し西にある星川と見沼代用水があります。
星川は熊谷から始まり、行田市で見沼代用水と合流し、
その下流の菖蒲町で星川は見沼代用水と分かれています。
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この合流区間に行くと、このように両方の名前が表示されています。

上の地図の★の地点ではこのように2つの名前の表記がありますが、川自体は1つです。

shoubunakahashi1a.png

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その星川も不思議な川で、
熊谷の中心部にある別の星川が途中で忍川と名前を変え、
その北にある新星川が星川になったりと、
よく分からない状況になっています。

そのあたりの状況は、川の氾濫などが頻繁に起こり、
時代によって川の流れが常に変わっていたことが原因かと思われます。

【中川と庄内古川】
中川も古利根川との合流地点より上流は庄内古川とも呼ばれ
更に上流に行くと再び中川と呼ばれています。

その中川上流は元々、加須市付近の天神堀、
鷲宮町付近の島川、幸手市付近の権現堂川、
杉戸町付近より下流では庄内古川という河川を
改修して造られた川だそうです。

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(その3) 元荒川と古利根川

【元荒川と古利根川】

古隅田川つながりで地図を調べてみると、
まだまだありました。

中川の上流をたどってみると、
吉川付近で、元荒川と大落古利根川と庄内古川が
合流していることが分かりました。

なお、大落古利根川は
単に古利根川とも呼ばれているようです。

その中で、気になる元荒川と古利根川について
さらに調べてみました。

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【元荒川の起点】
地図をずっとたどっていくと、
熊谷付近で荒川とかなり接近しており、
元荒川はここから始まっています。
荒川とは合流していませんが、
こちらに流れ込んでいたとしても不自然ではありません。
kumagaya1.png

【古利根川の起点】
古利根川を遡っていくと、
いつのまにか川の名前が葛西用水に変わり、
埼玉県の羽生市付近にたどり着きます。

以前はここから利根川の水を引き込んでいたそうですが、
現在では利根大堰から埼玉用水路を経由するように変更になったようです。
このあたりの地図を見ると、
利根川がこちらを流れていたとしても不自然ではありません。

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(その2) 境界線の疑惑

(1)境界線の疑惑

地図で足立区と葛飾区の境界線を見ると、
おかしな状況に気が付きます。

周囲の区どうしの境界線はほとんどが、
河川でちゃんと区切られていますが、
ここは特に川もないばかりか、
妙に蛇行しています。

これはどう見てもおかしいです。
adachikutokatsushikaku.png

調べてみると、
足立区と葛飾区の境界には
古隅田川という小さな川があることが分かりました。

確かに境界線の蛇行は川の蛇行そのものです。

東側の亀有から中川まではほとんど跡形がない状態ですが、
西側の小菅から綾瀬あたりまでは、水辺の遊歩道として残っています。

 

(2)いわく付きの古隅田川

furusumidagawaannai.JPG

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それにしても古隅田川とは、いかにも怪しい名前ですね。

この周辺について調べてみると、
北側の足立区は武蔵国の南足立郡、
南側の葛飾区は武蔵国の南葛飾郡(江戸時代以前は下総国)。

つまり、足立区と葛飾区の境界のこの小さな川は
国の境界となる重要な川であったのです。

古隅田川、それは昔の隅田川がここを流れていたということです。

そうすると、今の隅田川が
千住より上流と下流で別の顔をしている理由が
何とかなく分かってきました。

 

(3周辺の名所

【下山事件】
戦後の謎の三大事件の一つが下山事件です。
当時の国鉄総裁が突然行方不明になり、
翌未明、死体となって発見されたという事件です。

東武伊勢崎線とJR常磐線が交差するこの地点は、
下山総裁の死体が発見された場所として有名になりました。

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自殺か他殺か、他殺の場合犯人は誰か
今でも謎の事件です。

 

【東京拘置所と小菅御殿】

何かの事件が起こった時、時々話題になる小菅
ここには東京拘置所があります。

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しかし、ここは
江戸時代に小菅御殿として将軍が鷹狩りなどで立ち寄った地です。

その御殿が今では拘置所とは、
まさに天国と地獄のような違いですね。

 

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(その1) 隅田川の流れの変化

(1)隅田川は千住の上流と下流で別の顔をしている

千住より上流は大きく蛇行し、南東方向に流れているのに対し、
千住より下流はほとんど蛇行せず、ほぼ一直線に南北に流れています。

台地があるのは京浜東北線の線路より西側で、
隅田川の流れているのは地形の制約のないところです。

また、地形の制約がなく、他の川との合流がないところは、
蛇行しながらもほぼ直進するのが基本です。
本流ならその流路は変化しても90度くらいまでで
ここで150度も流路が曲がっていて
流れる方向と蛇行の仕方が大きく変化しているのは明らかに不自然です。

sumidagawamap1.png

大規模再開発で話題の荒川区の汐入地区、
昔ながらの足立区の千住地区、
昔の再開発と空洞化の顕著な墨田区の鐘ヶ淵地区
この3つの地区に挟まれた隅田川のこの地点は何かありそうです。
(2)周辺の名所

【カネボウ発祥の地】
今はいろいろと問題があってそうでもありませんが、
世界的に有名となったカネボウの発祥の地です。
あの企業はここで繊維産業を始めたのですね。
(現社名:クラシエホールディングス株式会社、旧社名:鐘淵紡績株式会社)

なお、小さな川を隔てた足立区側には、
イトーヨーカドーと釣具の上州屋の創業の地があります。

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【尾崎豊】
当時、足立区初の億ションとして有名になった
このマンションには歌手の尾崎豊が住んでいました。

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そして、謎の死を遂げた彼が発見されたのはこの付近↓です。
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【金八先生の舞台】
ドラマでよく登場した堀切駅といえば、
伝説のテレビドラマ『パパと呼ばないで』の
初回の冒頭に出てきたシーン、
小津安二郎監督の映画『東京物語』
森田芳光監督の映画『の・ようなもの』
でも出てきな有名な場所です。

 

horikiri.JPG

金八先生の舞台となった中学校は、
堀切駅の裏の旧足立区立第二中学校で、
現在は未来大学となっています。

当初は北千住駅東口近くの第十六中学校をロケ地に選ぶ予定だったそうですが、
断られてやむなく第二中学校にしたということです。

それは金八先生の最初のシリーズでは
当初予定していた第十六中学校近くでロケをすることが多かったことが
それを表していると思います。

その第二中学校が廃校になった時、
ロケ地として断られた第十六中学校と学区を統合して出来た新設校が
『千寿桜堤中学校』というのも興味深い事実です。

なお、中学校や駅は多少変わってしまいましたが、
河川敷の様子は当時とほとんど変わっていません。

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【とりあえず地図を見よう!】

水辺の風景を楽しめるところはいくらでもあるので、
どこが良いかなど、何も分からない人は
とりあえず家の近くの公園や名所にいくのが良いかと思います。

最近は遊歩道などがかなり整備されているので、
身近な場所でもちゃんとした風景と散歩が楽しめます。

もっと別の所に行きたいと思ったら
地方自治体のHPを見ても良いし
意外なところでは、
地図を見るという方法があります。

名所のような誰でも知っている所ではなく、
サプライズを期待するなら地図を見るのがいちばんです。

【面白そうな場所の探し方】

地図で川や湖沼をたどっていくと
不思議な地形や
面白そうな形や名前の川や湖沼を発見する事ができます。

そういうのを見つけたら、迷わず行ってみましょう。

その場合、ただ漠然と行くのではなく、
地図を見て事前にどういうところか想像してみるのは
どうでしょうか?

いざ行ってみたら、特別何もない普通の所だったり、
予想外の風景で意外な発見があったりと
それだけでも面白いと思います。

ついでに、その周辺を歩いてみると
意外な発見があるものです。

 

たとえば、こんな場所はどうでしょうか?

tameiketakusan1a.png

このように、溜池だらけのところとか

mikazukikoa.png

こんな感じで三日月湖がたくさんある場所とか

horiwariaminome2a.png

こんな感じで水路が網の目になっている場所とか、
そういう場所って、何か面白そうだと思いませんか?

地図を見ると面白そうなところはいくらでも見つかります。

そんな感じで地図を見て面白そうな場所を見つけたら、
とりあえず行ってみるのはどうでしょうか?

例えば、水路が網の目になっている場所に行ってみたら、
法子さんがエクボの秘密を教えてくれるかもしれないし、
幸子さんの揺れる想いを体中で感じて歩き続けられるかもしれませんよ。

それでは早速、地図を見てみましょう!